「ナベシャツを売っている人たち」で考えた事

店長日記

変なタイトルをつけてしまいました。
というのもあまりうまいタイトルが思いつかなかった事もあります。

今日の業務は終わっているのですが、ちょっと語ってみたくなり、書いています。
画像もないし文章のみですが、気が向いたらお読み頂ければ幸いです。

それでは、はじめます。

私、阿部はフラットリバイスの店長をやっています。
店長といっても、雇われ店長のようなものでなく、自分で経営しておりまして、フラットリバイスは「お店」なので店長と名乗っております。
ナベシャツ業界で名前を出して販売している業者もあまりないわりに、某他社様のスタッフ様にも阿部様がいらっしゃるようで、阿部率が高いような気がしますが、私とは別の方です。

自己紹介はさておいて、今回書こうと思ったのが、ナベシャツを販売している方って、基本的にはFTMの方が多いと思ったからです。
別に変な事ではありませんし、何か問題になる事でもありません。
むしろ、私はFTMでもなく、ノンケの男なのにナベシャツを売っているほうが変わっているような気がします。

今までも、過去のいろいろなブログ記事やウェブサイト上の自己紹介でいろいろな所でナベシャツに関わってきたことを書いてきました。
ですが、もう一度整理して考えてみたいと思います。

私は学歴は専門学校卒です。
(経歴はグロースシステムズウェブサイトの代表挨拶に記載しています→http://growth-sys.jp/aboutus.html
卒業後は、レコーディングスタジオで働いていました。
その後いろいろあって転職し、ビデオ制作会社をお手伝いしながらいろいろな仕事をしました。
今の私から見たら不思議な事ですが、ここまでの人生では自分自身の出会いの中にLGBTの方がいません。(気づかなかっただけの可能性も高いですが…。)
ですので、ここまでではナベシャツについても聞いたことも見た事もない状態です。

私がナベシャツに出会ったのはアジアンドラッグに入社した後です。
そして、現在に至るという感じです。

自己紹介はこのあたりにして、ナベシャツを売っている人はFTMが多いという話に戻します。

普通に考えれば、ユーザーから販売者になるというケースはごく一般的です。
なので、FTMの方が自ら使っているナベシャツを、使う側だけでなく作って売る側になる事は不思議な事ではありません。
ナベシャツじゃなくたって、そんなケース数え切れないくらいあります。
また、商売ですから儲かると考えれば参入しようとする人も多いでしょう。でもそれは資本主義の経済の原理原則のようなものですから、考えるまでもありません。

そこでナベシャツに目を向けてみると、やはりナベシャツ販売業者は誰かしらFTMの方が経営者かスタッフにいます。
フラットリバイスはというと、実際私が男であとは女性スタッフのみで、FTMの方はいません。
これは別に意図してこうなっているわけではなく、開業時からのスタッフは求人で探したというより、私の元からの知り合いを当たってみたりしたので、「たまたま」このような状況です。
そういうわけなので、フラットリバイスには「当事者」がいません。

実際、他社様では「当事者が考えた…」とか、「FTM目線で…」などの謳い文句が書いてある事もあります。
フラットリバイスでは書けませんねぇ。
当店の場合は、もうそんな事ではなく、男性からの目線・女性からの目線、あとはナベシャツのことをよくわかっていない知り合いなどへ調査などで、今の商品ラインナップがあります。
私は普段ナベシャツを着ているわけではありませんが、下着は着ます。
それと同じ感覚で着られるナベシャツならいいんじゃないかという視点で、商品開発をしています。
面白い事に、女性スタッフからの意見も、一人一人また違っていて、そういう意見をミックスさせながら商品開発しています。
私としては、フラットリバイスのナベシャツを着ていただいている時は、FTMであることを考える必要がない状態になって頂きたいと思っています。

実際に、GIDの方は自分が男か女かという事は悩みに悩んでいる事であり、片時も頭から離れない事だとは思います。
ですが、GIDでない方は普段から自分の性別のことを考えていません。
男なら当然男だと思っているし、女ならこちらも当然女と思っています。
ですから、フラットリバイスのナベシャツを着ているときは、胸の心配をせずにいられるというのが理想です。
実際のパス度は、胸だけでは決まりませんが、重要な要素ではあるため、いかに女性らしさを消す事ができるのかが命題です。

フラットリバイスも、ナベシャツでは後発のメーカーです。
メーカーなので、楽天やAmazonなども含めた他の販売店様のように多数のメーカーの品揃えは難しいです。
ですが、フラットリバイスでしか実現できないものがあると信じて日々営業させて頂いています。

人に理解して頂く事は難しい事です。
フラットリバイスのブログ上で、ナベシャツについて熱く語っても、宣伝のうちだと思われることも多いですが、認めてくれる方には全力でお応えしようと思っています。
ナベシャツを売る人たちについて書いていた気がするのですが、話が変わってきてしまいましたね。

実際に人間は、違うのが当たり前で優劣なんてないんだと思っています。
それでも人に合わせないといけないときに必要なのがナベシャツということでしょう。
そんなときに、違和感を出さない商品を責任を持ってお届けしたいと思います。

このあたりにしておこうと思います。
実際いろいろと考えても、断片的でうまくまとまらない事も多いので、またの機会にいろいろと書いていこうと思います。

何かご意見があれば、このブログのコメント欄でもいいですし、ツイッターやフェイスブックで絡んで頂ければと思います。
公開しない直接のご意見としてであればメールをください。
よろしくお願いします。

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